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くりはら訪問クリニック

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月別アーカイブ:2018年04月

正しい爪の切り方と陥入爪に対する処置2018年04月25日 

訪問診療をしていると、施設などで、正しく爪が切られていない患者さんをよくみます。

そこで、今回は正しい爪の切り方を書きます。

間違った爪の切り方で多いのが、深爪です。

まず、爪は指先を守るためにあるという認識が重要です。そう考えれば、深爪が良くないことは分かるはずです。

正しい爪の切り方は「スクエアカット」と呼ばれる切り方です。

①爪の長さは、指の先端くらいかやや長めに切ります。まっすぐに切ります。

②その後、両端を少し丸めるようにカットします。

爪は長い方が、陥入爪などの際に処置もしやすくなります。

陥入爪(巻き爪)の場合、どうしても皮膚に食い込んでいる爪を切りたくなりますが、深爪すると爪が湾曲して、ますます皮膚に食い込むという悪循環に陥ってしまいます。

爪を切る場合は、迷ったら長くと考えておけば間違いはないです。

ちなみに陥入爪により炎症(感染)が起きた場合はどうすればよいかについてですが、

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上の写真ですが、爪が短く切られていることが分かると思います。

経口第一世代セフェム系抗菌薬(ケフラール、L-ケフレックス)を数日分処方する →その理由

爪が皮膚に食い込んでいることが原因なので食い込まないようにすれば良いということになります。

爪が切られていて短い場合にできる処置としては、テーピングを用いて皮膚を動かし爪が食い込まないようにするテーピング処置と、爪が食い込まないように、点滴のエクステンションチューブを切って爪と皮膚の間に挟むという方法があります。

その2つの方法をどちらもしたのが以下の写真になります。

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この処置の8日後が以下の写真です。プラスチックチューブは外れてしまいましたが、炎症は治まりました。
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 (投稿者:斉藤 揚三)

診療風景 2018/042018年04月20日 

今日の午前は岩手県一関市花泉町を中心に訪問診療をしました。

春の陽気の中、患者さんの家の庭や移動中の景色を楽しみながら診療しました。

写真も何枚か撮ってみました。桜や桃の花がとてもきれいでした。

今日のような暖かく穏やかな日は、絶好の訪問診療日和?ですね。

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 (投稿者:斉藤 揚三)

褥創(インプラント露出例)2018年04月16日 

長期寝たきり状態の患者さんで、右大転子部に褥創ができた方がいました。

右人工股関節術後(再置換術後)の方でした。

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インプラントが露出していますが、夏井先生の症例をみていたので、全く驚くことなく、ドレナージさえできていれば大丈夫だと確信していました。

入所先の施設の看護師に、1日1回の洗浄と穴あきポリ袋入りオムツを当ててもらうことにしました。

以下が約1か月後の写真です。

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 感染徴候もなく、徐々に肉芽が増生してきていました。

その後、結果的に肺炎を合併しお亡くなりになってしまいましたが、このようにインプラントが露出した状態であっても、在宅医療を続けることができました。

(投稿者:斉藤 揚三)

夜桜 2018/042018年04月12日 

当地では、桜が満開になりました。

迫川の土手沿いの桜がライトアップされていたので、仕事帰りに写真を撮ってみました。

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がん患者さんの口内炎の治療について2018年04月11日 

がん患者さんは、抗がん剤や放射線治療などにより、口内炎(口腔粘膜炎)ができやすい状態になっています。

口内炎の治療はというと、一般的に軟膏や痛み止めなどになりますが、効果はいまひとつです。

今回は、当院が勧める2つの治療法を紹介します。

①プロマックD錠を口腔内で溶かしながら舌で口内炎にすり込む。
プロマックD錠は亜鉛含有胃潰瘍治療薬で、粘膜を修復させる作用を持ちます。口腔内も粘膜なのでプロマックD錠により直接修復させることを期待します。また、口内炎の原因に亜鉛不足も関係している可能性もあり、亜鉛の補充も狙います。

②ツムラ桔梗湯エキスを含み飲みする。
含み飲みとは、漢方薬をお湯に溶かして冷ましてから、口腔粘膜や舌になじませながら飲む飲み方です。飲めない方は、うがいをして吐き出しても良いです。口内炎に対する漢方薬で有名なものに半夏瀉心湯がありますが、不味いため、桔梗湯の方がおススメです。甘草の甘みで飲みやすいです。桔梗湯は主に咽頭炎に使われますが、その応用です。

どちらの方法も、内服ができなくなった方でもできますので、試してみて下さい。

ちなみに、イソジンやアズノールなどの消毒薬でうがいをする方もいますが、これらは組織障害性があるため、逆効果になると考えています。

(投稿者:斉藤 揚三)

歩くとなぜいいか?2018年04月01日 

『歩くとなぜいいか? 大島清 PHP新書』

歩くとなぜいいか? 大島清

多くの人は、「歩くのは健康にいい」というのは頭では分かっていても、なかなか実践できないのが現状だと思われます。

それは、「健康のために頑張って歩こう」だと苦行のように感じてしまうからです。

今は車社会になっていますので(田舎では特に)、どうしても楽な方=車に流されてしまいます。

そういったときに、本書を読むと、道端に咲く花をみながら、季節の移り変わりを感じながら、楽しく歩けばいいのだということに気付きます。

筆者は鎌倉に住んでいて、本書の中に鎌倉の散歩風景が書かれています。その描写がとても美しく、本書を読むと外を歩きたくなってきます。

最近、暖かくなってきて、散歩日和が続いています。

なかなか鎌倉のような景色には出合いませんが、当地では当地なりの自然を感じながら散歩しようと思います。

(投稿者:斉藤 揚三)

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