在宅医療専門
くりはら訪問クリニック

〒989-5501
宮城県栗原市若柳字川北中町32-5
TEL 0228-32-5430
FAX 0228-32-5410

院長の挨拶

ごあいさつ

院長 斉藤群大
【院長 斉藤 群大】

 私はクリニックを開業するまでの10年間、病院勤務を通じて一貫して専門分野にこだわらない全人的医療をテーマに修行し、研鑽を積んできました。研修医時代は敢えて専門性の高くない中規模病院を研修先に選び、臨床医としての基本であるプライマリーケアを数多く経験しました。その後福島県郡山市の救命救急センターに勤務。心肺停止状態や交通多発外傷など一秒一刻を争う救命救急医療と、重症患者への集中治療、また同時にさまざまな手術の麻酔管理も学びました。さらに仙台市立病院で周術期管理を中心に救命救急、集中治療、ペインクリニックなどの幅広い分野で見識を深め、東日本大震災直後の2011年4月より内科医として地元の若柳病院に参りました。

 以来、医師として地元に貢献できることに大きな喜びを感じていました。なかでも在宅医療における「看取りの医療」は、これが理想とする臨終の形なのではないかと思われるほどの神聖さを感じるものでした。住み慣れた自宅で家族に見守られながら穏やかに天寿を全うされる患者さん。一方のご家族は介護に疲れたり悩んだりしながらも最後まで自分達の手で臨終を見届けた充実感と安堵に満ちているようでした。永遠の別れになるわけですから大きな悲しみが存在するのは事実なのだと思いますが、そこには病を得て老いて死ぬといういわば「自然現象としての死」を凛として受け入れようとする強い意志が感じられました。そして私自身もその場に医師として居合わせることができた誇りを感じる瞬間でした。

 死は誰にでも訪れ避けられないものでありながら、「病院で死ねば医者の敗北」という感がどうしても付きまといます。しかし在宅での看取りは同じ死なのに「見届けた」という充実感を伴うものです。いかに穏やかで苦痛の少ない充実した余生を過ごせるか。そこに医療が関与して行く余地は十分にありますし、医師としての使命感を感じます。私は在宅医療専門のクリニックを開業し実践していくことで、自分が育ったこの地域に恩返しができるものと考えております。患者さんやご家族のすべての要求を満たすことはできないかもしれませんが、若柳病院を始め他の医療機関や行政機関、介護福祉分野との連携を深めて、満足感の高い医療を提供して参りたいと存じます。

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